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入院医療における退院調整の対象者とは

退院に関わる患者とその家族の医療支援は、退院調整または退院支援といわれています。
退院支援は課題を抱えた本人や家族に対して退院後の療養生活の場を支援することです。
また、退院調整はその実現のために必要な制度や地域の資源につなぐ調整を行うことなど両者は使い分けられることもありますが、医療機関によりまちまちです。
これらの対象となるのは悪性腫瘍や認知症、誤嚥性肺炎などの人が入院前と比べてADLが明らかに低下し、退院後の生活の見直しが必要になる人など退院後に困難となる要因のあるケースです。
要因別にみていくとADLが低下した人、排泄に介護を要する人など介護関連も目立っています。
こうした要因を持っている患者の多くは、体力がかなり低下している高齢者ということです。
この要因がある患者を拾い出すところから退院調整はスタートしていき、希望する退院先などについて入院してからおよそ1週間以内にはアセスメントを行うのが通常の流れです。

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